チェンライの都市部から車で2時間ほどで、国際的にもその認知度を高めているメースアイのコーヒーはドイチャンに程近く、観光地としても人気のスポット。コーヒーからコミュニティに変革を起こそうと活動している農園主Suponさんは、学生の頃宗教学を学ぶためにドイチャンを離れ、どうすれば彼が住むこの周辺のコミュニティを活性化できるかということを学んだそうです。2012年に帰郷し、Sirinya Coffee農園を承継。コーヒーのことを一から学び、自分達の農園だけでなく、周辺農家で作られたコーヒーを加工できるようにウェットミルも設立し、上質のチェリーのみを加工、化学肥料や農薬を使用せずに、地元のハーブやフルーツの残渣から作られた有機堆肥等を使用しています。集荷されたコーヒーチェリーは、フローター選別後、一晩内部発酵を行い、その後水分値が15%程度までアフリカンベッドで天日乾燥、その後室内に運ばれ、完全温度・湿度管理ができている環境の中で、水分値10〜12%まで乾燥が行われます。スロードライで仕上げた極上ロットはコンプレックスなフルーツ感、ベリーやピーチ、シトラス、フルーツワインの様な味わいです。